手術や外傷後の痛み
手術の後や抜歯後、あるいはケガをした後で焼けるような痛みの発作が起こることがあります。これをカウザルギーと言い、 末梢神経が傷ついた後に焼けるような痛みが起こることからこの灼熱という意味の名前がつきました。
神経に損傷がない、また、あってもごくわずか、というときにもカウザルギーと同じような痛みが起こることがありますが、こちらは反射性交感神経ディストロフィーといいます。
抜歯やケガ、手術や注射、点滴などの後にじわじわとくる痛みを感じたら、ペインクリニックでの治療をお奨めします。すぐに治療すればこれらの痛みは比較的簡単に治ることも少なくありません。
ところが、痛みはじめて半年以上もほうっておくと、脳が痛みを記憶して慢性痛となってしまい、痛みはそう簡単には取れなくなってしまいます。 慢性痛として残さないために、早い段階で取り除くことが肝心です。